2009年10月9日金曜日






沖縄にこにこ元気島より沖縄の元気をみなさまへお届けしたい!!
高齢者の問題や介護など、福祉を学ぶため東京の大学へ進学した 株式会社沖縄美健 本村社長!そこで感じた元気で明るいふるさと沖縄。「福祉を学ぶにつれ、日本では寝たきりの老人が多いことを実感!と同時に沖縄に暮らすおじー、おばーって元気だよなぁ~、どうしてあんなに元気なんだろう?沖縄には健康で幸せに生きるヒントがあるのでは」と考え始めた。
自分の手で沖縄のいいものを全国の皆様にお届けしていきたい!そんな思いが強くなり、株式会社沖縄美健を立ち上ることとなり、数々の健康食品を生み出すきっかけとなった。

やずやへ修行。通販業界への進出をきっかけにシンプルを追求したシステムの充実化へ
「通販をしようと思い、やずやさんで修行させてもらいました。いろいろ学んだなかで通販業にとって、人と人とのコミュニケーションはすごく重要で、誰が電話に出ても同じ対応ができるよう、対応履歴を残し、情報を共有化する。お客様を大切にするためには顧客管理、対応履歴は必要不可欠だと思いました。」

当初、卸売業から出発。「もともと卸売業の基本的な管理ソフト(在庫管理、請求書発行等)は入っていました。」卸売業に加え、通販業への進出をきっかけに通販用のソフトを導入。「お客様が少ないうちは伝票発行くらいだったので既存のソフトでOKでした。数が多くなるにつれて、定期お届けコース、顧客の分析、顧客に合わせてDM発送等対応しきれなくなってきて、必要に迫られ通販用ソフトを導入しました。対応履歴は手入力ですが、毎日一覧表で回覧し、現場だけでなく、責任者まできちんと対応を把握!クレームなど原因を確認し、再発防止に最善を尽くしてます。また、顧客データ(注文履歴)管理をし、お客様に合わせたDM、キャンペーンをご案内しています。顧客の満足にも直結していて、DMの無駄打ちもなくなり、印刷とか無駄なコストも削減できています。おかげでリピーターへの対応がよくなり、大事なお客様を確保できるようになりました。」
システムを導入するまで顧客からの反応を感覚でしかできなかったものが客観的にデーターで検証できるようになり、費用対効果もきちんと検証できるようになったようだ。

商品発送に際しても注文受けた後の作業が今まではデータがなかったので伝票1枚見てピッキングをしていた。今は一覧表でピッキングができ、2日かかっていたことが半日以上に短縮され業務の効率化にもつながっている。
「在庫管理については、データ化により来月、再来月ほぼぶれなく、何人のお客がいくつ買うのがわかります。前まではデータ化してないので去年これくらいだったからと仕入れをしていました。大きく外れると在庫を抱えてしまう。今は、月初めにデータを見て入荷していて、抱える在庫はほとんどありません。データ化によりいくらくらいの広告を入れると新規がこれくらいで、定期コースに移行する人数も予想できています。平均客単価、何ヶ月後から利益が出る、どの媒体への広告がいい等、一目でわかります。システムを入れたことで解析が可能になりました。」



システムに業務を合わせるのではなく、業務にシステムを合わせる。
そんなシステムを実現させるために地元沖縄のベンダーを選びました。

「通販業を手掛けるようになった5年前、通販業を学ぶため、県外の通販セミナーによく足を運びました。通販セミナーに行くとその中の1コマが業社のパッケージソフトのコマーシャルなんです。その場ではすごくいいソフトだと鵜呑みにして納入していました。インターネットで探したのを含め、県外の通販パッケージソフトを3,4回入替えました。しかし、自分たちの仕事がそのパッケージに合わせて仕事をしているように感じ、疑問を持ち始めました。パッケージソフトを自社の業務に合わせようとすると、別途料金がかかって、大変なんです。さらに不具合が生じると県外からエンジニアの出張費やら、カスタマイズやらにかかる資金。限界でした。
それから小回りのきく地元のベンダーに頼むことにしました。ただ価格的な不安、IT自体をよくわからない、ベンダーもよくわからない。さらに地元ベンダーにプログラムはできるのだけども、自社に合った通販業の仕組みや流れがわかるところがなかなかなかった。最終的には、既存のシステムを導入した際にお世話になった地元ベンダーを選びました。」しかし、どのレベルのシステムをお願いしてるのか分からず、ベンダーからするとすぐできるものとできないものがある。時間がかかったり、工賃がかかったり。。。苦労した。と本村社長。たしかにエンジニアでない限り、そんな判断は難しい!!
「半年間、週に1回の社内会議に出席してもらい、その場で提案し、できるできないを確認し、ミスマッチをなくしました。全部ヒアリングしてくれて、テスト版も作り、きめ細かい対応してくれました。やっといい付き合いのできる地元ベンダーに出会い、一緒につくった感があります。」さらにベンダーさんより将来パッケージにして売りたいと提案があった。その為、安価でシステムを組んでくれ、分割支払で対応してくれたようだ。
いやいやいや。まさに沖縄地域イノベーションパートナーシップ(OkinawaRIPs)である!!



一緒につくり上げたこともあり、すんなりスッタフがシステムを活用

システム導入後、すぐに活用することができた。顧客入力も必要最小限入力のすごくシンプルな作りになっていると運営責任者 喜久川 真一さんは言う。「残念ながら紙ベースに慣れ、パソコンアレルギーの方はシステム導入したことで難しいと辞めていきました。しかし、基本的には自社のシステムは地元ベンダーの社長さんとスタッフで提案、調整し、作成したので、慣れることは早かったです。社内でシステムの名前を公募し、“スマイルメーカー”という名称でベンダーさんも販売しているようです。」お客様へ安心感を与える為にブログも作成。
スタッフがブログを当番表をつくり毎日更新している。内容はフリー。「初めは売上に直接つながらないので業務外にやってもらってました。しかし、続かない。思い切って、仕事だと自覚してもらうため、業務内でやってもらうことで続くようになりました。ブログって人柄がにじみ出るし、続けることでそれを大事に感じてくれて、会社の雰囲気を感じてもらえばいいかなと・・・“ブログを見てる”とお客様からの反応があり、続ける要因にもなってます。」と本村社長。

経営理念 「わたくしたちは、今日の仕事を通し、お客様と周りの方々に最大限のにこにこと元気をお届けします。」
「本日の理念実践行動として具体的に日報に毎日書いてもらっています。書いてもらうことによって10人が毎日経営理念を実行し、1日で10個、年間で2000個、5年で10,000個お客さまに対しニコニコ元気を与える事が出来ましたということになります。初めは反対もありましたが毎日やり続けることによってお客様よりありがとうの声が聞こえてくるようになりました。そのあとはスタッフが自然に経営理念を実践している状況になりました。」と本村社長。
「毎日実践した経営理念を日報で書き、自覚し、共有することでバラバラだった経営理念のベクトルがあってきました。ある意味スタッフが理念に基づいて行動していれば、OKです。例えば、自社にない商品の問い合わせがあった場合でもこちらでは扱ってませんではなく、この商品はここで扱ってますなどお調べして回答したり。。。とらえ方はみんな違うだろうけど日報でギャップがだんだん埋まってきたように感じてます。」と喜久川さん
まだ日報はまだシステム化されてはないよう。良いソリューションお持ちのベンダーさんは営業をかけてみてはいかがでしょうか?


10年後の夢。僕はもう描いてます。
実現できない夢ではないと思い、その夢をかなえるためにITはただの道具であり、それに頼ってはいけない。
本村社長の夢ってなんか温かいのです。まずは、IT系から
「強み弱みの確認、戦略等、データがあるからこそ将来を見据え、計画をたてる事ができます。具体的にいくらの広告費をかけると何ヶ月後に回収でき、何ヶ月後にはこの売り上げになる、さらにこのターゲットにはこんな戦略でという感じです。
今後さらに通販を極めていきたい!もっときめ細やかな顧客対応できるようにCTI、さらにネット経由で新規の客が増えるようにSEO対策、単純に業務の効率化だけではなく客の満足、取引先の満足、社員の満足につながるシステムに整備していきたい。生産にもかかわっていきたい。それに伴いトレーサビリティを導入し、生産者と販売者がうまく活用できるようなシステムを構築したい。まだ夢ですが・・・。フコイダンは元々沖縄発酵化学、かねひでバイオさんがその分野では一流。もともと自社が代理店だったので円満に製品開発しました。メーカーではないので素材をカスタマイズして販売しています。ノニジュースも飲みにくいものを飲みやすいように子供のように愛情かけて作りました。飲みにくいノニの中ではおいしい飲み物になったと思います。コンビニにあるおいしいジュースと並べるとやっぱりノニはノニやしーって思うけどね・・・(笑)今、契約農家さんと協力し、商品開発し、販売を中心にやっていますが、のちのち商品を畑から自社で作りたいですね。」
社長の決断!普通とは逆の目標を達成した。「平成16年に個人商店でスタートした頃、年商1000万円位の会社でいいと思っていました。沖縄ブームに乗り一時期、6億まで売上を伸ばしました。その時、ブームであると気づいていたので、3年かけ売上を3億に減らすと目標を立てました。これはいつまでも続かない、実力以上に売り上げが膨れ上がっている。中身をしっかり作っていくためには売上を下げる!と決めました。卸をやめ、通販にし、量ではなく商品の質、スタッフの対応等会社の質で勝負したかったんです。」地に足が付いている。ブームに踊らされることなく、“自分の手で沖縄のいいものを全国の皆様にお届けしていきたい”が常に社長の原点なのです。
ここから10年後の俺です。
「一番のベースはこれ(表を見せられる)目標立てる時、まずゴールを決め、そこからおとして計画するようにしました。10年後にこうしたいなら5年後にこうして、じゃあ3年後こうする、1年後にはこれをすると決めていく・・・大きい夢ですが10年後には 30億めざします。その時には滞在型の観光施設、保育園と高齢者用の保養施設を併用した会社をつくりたい。まずは体験型の地元の人が来れるような観光施設からはじまり、子どもとお年寄りがいつもふれあえるような自社農園をつくり、そこでできた農作物が商品の原料になる。



会社概要
会社名 : 株式会社沖縄美健
事業内容 : 健康食品通信販売業
所在地 : 〒903-0126 沖縄県中頭郡西原町字棚原235-1
TEL:098-946-6172
FAX:098-946-6173    
代表者 : 代表取締役 本村 周一
創業 : 平成10年7月
資本金 : 4,900万円
代表者 : 代表取締役  本村 周一
従業員数 : 正社員12名 (2007年3月現在)                           
取扱商品 : 沖縄の素材を生かした健康食品 ・ 自然食品
経営理念 : 「わたくしたちは、今日の仕事を通し、お客様と周りの方々に                         
最大限のにこにこと元気をお届けします。」
運営責任者 : 喜久川 真一
ホームページアドレス: http://www.okinawanikonikogenkijima.jp/shop/