パッパッパッパッパッパッパッパイナップぅルぅ〜
パッパッパッパッパッパッパぁ〜やん!
〜〜〜〜〜〜〜
パイナップル号に乗って
らららら〜パイナップル畑を巡る。
パイナップルの試食や
パイナップルワインの試飲に酔いしれるぅ。
ナゴパイナップルパークといえば
沖縄で人気の観光スポット。
沖縄の基幹作物パイナップルを冠にした
株式会社名護パイン園。
そのグループ企業、パイナップル王国
通販事業部にお邪魔しました。
パッパッパッパッパッパッパッ パイナップぅルぅ〜
思わず口ずさんじゃって、小躍りしたくなるCMも話題の名護パイナップルパーク。その通販事業の事務所は、豊見城市にありました。 整理整頓が行き届いた事務所。ずらりと並んだ自社商品をてきぱきと梱包しているスタッフさんたち。そして、パソコンを前にカチャカチャと作業中のスタッフさん。 そのなかに妊婦さんがいらっしゃいました。間もなく産休に入るそうです。さらになんと!ただいまスタッフ3名が産休中とのこと。お祝い続き!!! 取材訪問であちらこちらとお邪魔して思うのは、気持ちも業績も上向きな企業って、スタッフのお祝いごとも多いんですよね。ハッピーパワーに満ちているのかもしれません。 でも、一気に3名の産休とは、実際大変では?と質問したところ、通販事業部の課長・仰さんは、「それはそうだけど、大事なスタッフ。これからも一人ひとりの意見や力を大事にしたいし、それぞれが責任ある仕事をこなしながら、互いにフォローし合いたい」と穏やかに言葉を連ねていました。 産休明け、さらにパワフルになっているであろう女性スタッフの働きに期待をしているそうです。協働の意識にあふれ、働きやすい雰囲気っていいですね。
旬のパイナップルのおいしさ 誇り高き思いで販売していく
雰囲気のいい通販事業部には、核となる二人の人物がいます。 その一人が、課長の仰さん(写真左)。そしてウェブディレクターの城戸さんです。 怒らないという穏やかな性格の仰さんと、ビシバシと意見を述べるという姉御肌の城戸さん。全然違う性格のお二人ですが、息はぴったり。 目指すは通販事業部の成功と、こだわりのパイナップルをきちんと伝え食べてもらいたいという思い。 最近、行き着いたのは「パイナップルという誇りがある。もっともっとパイナップルに特化しよう!」という思いだったとか。 名護パイン園が当たり前に扱う、旬のおいしいパイナップル。熟れて収穫しなければパイナップル本来の甘味や酸味、艶やかな色が出ないそう。 「儲けたいだけなら、熟れる前に収穫し、どんどん販売にかけた方がいい。販売期間も伸び、大量に捌くこともできる」でも、でもでも!「そんなことできない。だって、おいしくないパイナップルは食べてほしくない」 旬ものへのこだわりを、当たり前と思っていた今まで。それが、いかに誇り高きことなのか、最近、改めて気づいたそう。パイナップルのよさをもっと広めていきたい、と、使命に燃えまくっているそうです。 あれもこれもと多種多様に取り扱っていた通販サイトを名護パイン園にしかできないパイナップルに特化したサイトにしていくべく、ただいま準備奮闘中とのことでした(2010年5月リニューアル予定)。
数字は嘘をつかない。情報の集積と分析で、 通販事業の大幅赤字を黒字に転化
使命に燃え、沖縄の特産品・パイナップルにただならぬ情熱を燃やしている仰さんと城戸さん。 仰さんが入社したとき、通販事業部は存続させる意味がないほどの赤字だったとか。これは、2001年の同時多発テロにより沖縄の観光産業は打撃を受け、その対策として急務に通販事業をスタートしたという背景が潜んでいると考えられます。 観光産業は外的要因により、収入が不安定。2008年にはリーマンショック、2009年には新型インフルエンザ流行などでも、観光入域数は激減しました。そうしたなか、お客の心を常にそばに置き、つかんではなさない方法としてホームページや通販事業は大きな糧となるもののはず。 仰さんは、せっかくの通販事業を、分析なしに継続していたことが問題だったと考えました。数字を洗い出せば、大手通販サイトの広告費がかさんでいたほか、せっかく集めた顧客リストも活用できていなかったことがわかったからです。 仰さんは、ペイできない広告や通販サイト連携を中止。 顧客管理システムには、店舗でのPOSシステムと、通販顧客管理データ、webでの顧客データを併せて、一括管理に移行しました。情報を集約することで、顧客動向の分析を細かに分析できるようになりました。 顧客セグメントを徹底し、ニーズに応じて発送するDMの活用などにつなげたそうです。 「ITによる情報の集積があるから、分析へと導ける」と仰さん。「数字が全ておしえてくれる。数字は嘘をつかない。例えば、リピーターが減っていると数字が示せば、それは飽きが来ているというサイン。その現状を把握し、分析することで、改善することができる」と語ります。 一方、仰さんより2年遅れて入社した城戸さんは、「売上は伸び、改善はされているが、未収金の多さに驚いた」といいます。そこで未収金0にすることから着手したそう。 「サイト利用者のなかには非常に慣れている人もいて、噂も流れやすい。向こうの企業は甘いよ、そんな噂が出ればアウト。また、一企業だけでは済まず、沖縄の企業は甘いと噂が出れば、沖縄全体の評判も落としかねない」 ローテクで解決し、まずは正常なスタートラインに仕切り直したそうです。
フルーツ頒布会やモバイルに注目 ネットの世界は可能性が広がる
「ネットは実験できることがいい」と、城戸さん。 通販のデザインアップをしながら、その日その日でリニューアルや訂正、企画変更を即座にかけられることが強み。 フルーツ頒布会など、実験的な販売方法も取り入れながら、顧客の反応を冷静に分析しているようです。 また、モバイルサイトの伸び率にも注目しています。その成果は、前年比180%の事実! モバイルサイトとの連動は、なんといってもQRコード。ナゴパイナップルパークの入園チケット、お土産のパッケージ、買い物袋、店舗レシートなど、あらゆるところに添付しています。 モバイルに関するシステムは、パッケージがなかったため、共同開発に乗り出しています。沖縄初のシステムとなり、モバイルサイトの牽引を目指していくそうです! 現在、週に一度は集まり、内容をどんどん突き詰めているそうです。姉御な城戸さんは「できないといわせない!」と、可能性を模索しているよう。 城戸さん自身、システム構築にも携わった経験があるだけに、ITベンダーの担当者がたじたじになっているのではないか?などと勝手な妄想もふくらみますが、「可能性を考えるとわくわくする!」と声を弾ませる様子は、一層の輝きが未来に照らされていることを想像させてくれます。
現場主義! スピードの時代に対応
仰さんは自身の所属する名護パイナップルパーク通販事業部を、「名護パイン園という土台があり、間違いをしなければ大丈夫」という強みがあるといいます。 ただ、関連企業という枠組みやトップの決済を待つなど、業務の手順に、がんじらがめになっては、前へ進めないとも実感しています。 「スピーディーな対応が求められる分野。現場主義による、フットワークの軽さは大事」と、強調。 「儲かるイメージのある通販。だけど、参入も撤退も多くあり、実は定着の難しい分野。最初は慎重に、そしてある程度現場を把握できるようになったら、担当者に決裁権を持
たせるべき」 日々、数字を見、分析を行い、通販の現場に携わる。その責任ある者たちへの信頼が飛躍のステップ。 また、日々、侃々諤々(かんかんがくがく)できる最強のスタッフ、最強の相棒が存在することで、進歩し続ける意欲に満ちることができるようです。仲のよさが循環する、すてきな企業でした。
(会社概要データ)
URL:http//shop.nagopain.com
会社名:株式会社名護パイン園
事業内容:テーマパーク運営、観光施設運営、菓子・飲料水製造およの卸小売業、通信販売、ネットショッピングサイト運営、飲食店・土産品店・レストラン経営
所在地:〒901-0244 沖縄県豊見城市宜保361 ピースビル101 TEL:0120-758-146/098-840-2833 FAX:098-840-2611
代表者:代表取締役社長 安里清(60歳)
創業:1979年7月
資本金:24,000,000円
従業員数:約390名
取扱商品:フレッシュパイナップル、果肉入りパインカステラ、パイナップルワインなど、地域特産品を活用した食品および雑貨
運営責任者:通販事業部課長 仰耕平
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